曲がりかどマガジン

東京でのんびりOL、とうとつに進学。

渡航準備(ビザ・前半)

昨日ようやくKLMから払い戻しの連絡がありました。5月9日に払い戻し申請したので、約丸々2週間か。終わってみたらまだ2週間だったのか、と思ったけど、待ってる間はやきもきした~。だって18万円だもの。よかったよかった。

 

昨日は有給を取って、平日昼間じゃないとできないことをほぼ全部済ませてきました。みっちりタイムスケジュール。

08:00~09:15 ビザ申請センターで手続き

10:00~10:30 区役所最寄まで移動して、コーヒー休憩

10:30~11:30 区役所で各種問い合わせ(年金、住民税、転出届、健康保険)

11:30~11:35 税務署に電話

12:00~13:00 ハローワーク訪問、雇用保険について問い合わせ

14:00~15:00 口座を作った銀行で残高証明書発行

16:00~16:30 二台持ちしていた携帯回線1つ解約

帰ってきてすごく疲れたのでHuluで映画二本見て、ビール飲んで一人打ち上げ。

 

今回はこの中でもとりわけメインイベントとして位置づけられていたビザ申請について。

まず、学校からのオファーを確定するお返事を送って、デポジットを払うと、学校からCAS(Confirmation of Acceptance for Studies)が送られてきました。PDFで、メール添付。まずは仮のもので、これでいいですか?と聞かれたので、内容を確認しました。

内容は、

Student Details (Number, Name, Date of birth, Nationality, Passport number)

Sponsor Details (Licence number, Address details)

Course Details (Course title, Course level, NQF Course level, Course start date, end date, ATAS registered)

Financial Data (Course fees, Fees paid, Accomodation fees paid)

Work Placement Details (Student undertaking work placement, Percentage of course undertaken as work placement, Justification if percentade is more than permitted level)

Progression Details (Previously a UK student, Previous course level, Level compared to current course, Justification if the same or lower)

English Evidence Provided (is SELT required, Language test provider, Language level attained, SELT-speaking, SELT-listening, SELT-reading, SELT-writing)

Other Evidence (学歴、オファーの条件有無等詳細)

 

が、ずらずら~~っ。

もう山ほど意味不明な単語が出てくるのですが、ある程度単語で調べて、私の提出したデータに関係なさそうならある程度スルーしつつ、確認。

見ていると、”English language test provider: CAMB_ESOL”と書かれていて、ん?私受けたのIELTSだけど?と思い、ドヤ顔で訂正依頼を送ったら、

"The test provider for IELTS is CAMB-ESOL so the information regarding English language is correct. Can you please confirm if the rest of the information is correct to that we can issue you with your CAS number."

という超ドライな返答が返ってきた。そ、そうなの?まあ、そう言うんなら。。。合ってるらしいのでよしとする。

他も再度確認してOKということにして、確定でOKですというメールを送る。これが5月10日。そして5月13日にはCAS Statementが無事届きました!

進学先のレスポンスが良いのは今回本当に心強かったです。(他が結構ひどかったので。。)

 

これでビザの申請がスタートできます!

 

後半へ続く。

渡航準備(航空券)

そろそろ、航空券取ったりしました。渡航準備シリーズ第一段。続くかは知らない。

そのまえに進学準備書かなきゃですが、記憶の新しいうちにこちら。。。

 

進学先の大学は、ロンドンからバスで2~3時間の距離にある、ノリッチという街。

大学のほど近くに、ノリッチ国際空港というのがあるので、そこを最終目的地にし、そこからは大学がよこしてくれるはずのタクシーに乗って、大学敷地内まで向かうという旅程。

 

一番スタンダードなのが、KLMでアムステルダムスキポール空港)乗継、20時間ぐらい。でも30万ぐらいする。

ので、私はトルコ航空イスタンブール乗継、さらにもう一回トルコ空港でアムステルダム、(ここまでで7~8万円)そこからKLMで大学のあるノリッチ国際空港まで(8~9万円)、合計18万円程度。

ちなみにアムステルダム16:50発、50分のフライトで、ノリッチ16:40着。なんか、タイムトラベル気分?

ていうか50分しか乗らないのに、20時間近く乗るトルコ航空と同じ値段なの、高くない?時間じゃないとか、航空会社によるとか、頭ではわかるけど、高くない?

 

その前日に、全部トルコ航空で済ませるチケットが7万円台で出ていたのに、もっといいのがないかと欲張って探しているうちに、なくなりました。痛い。。

ちなみにもっと安くて全旅程合計56000円とかで出ているのは全部中国航空系列(南方etc.)。やたらめったら安い代わりに、わんさか悪評が出てきます。

そんなに??と疑いつつも、誰に聞いても「チャイナエアはやめといたほうがいい」と言われるので、さすがに怖気づいて断念。

 

ちなみにロンドン・ヒースロー空港行の方が航空券の選択肢の幅が明らかに広かったので、そこからノリッチまでバスで移動案もあったのですが、私のサバイバル能力に信用がないため、飛行機に座ってるだけでノリッチまで確実にたどり着く方法で行くことになりました。

バスで行く人は、Coachという長距離バスが出ているので、それを使えば£15~25でノリッチのバス停(どこかは知らない)にたどり着けるらしいです。

 

ちなみに、まだ1分も乗ってもいない状態で、聞きかじった知識をある程度集めてこれを書いていますが、イギリスはおろか周辺ヨーロッパに一度も足を踏み入れたことのない私、スキポール空港とか、名前聞いたことあるだけだよ。大丈夫かな。乗継がどんな様子だったとか、無事終えられたらまた書きます。イスタンブールはディレイやその他トラブルの時の対応が無愛想かつ適当という噂も聞いたので、何事もなく到着できることを祈るばかり。ちなみに参考にした関連の口コミは、「○○航空 評判」で検索すると、空港の対応も込みでいろいろ出てきます。

 

あと、KLMの払い戻しや航空券変更等にまつわるルール、とっても難しい上に厳しいのに、いわゆる同意して購入、のチェックいれる部分に貼ってある運賃条件や約款のリンク、英文だしピリオドの位置適当だし改行すらない地獄のようなページに飛ぶだけなので、早めにカスタマーセンターに電話すべし。電話口で20分ぐらい待つけど。

しかしこれも、たとえば往復の航空券(18万円程度、片道だと前述のとおり30万円以上)を購入して帰りの分は捨てる場合(No Show)、後から調べられて片道への変更ということで差額支払い(この場合は12万円)と、ペナルティ(金額不明)を追ってお支払いいただきます、と言われたんだけど、マニュアル上言うだけで実際取られた人はいない、なんて話もまことしやかに流れている。初めての手配でそんな危険な賭け、できない・・・!しかも脱税ぽくてなんか怖い・・・!

お金払ってるんだから、捨てちゃうぐらい、許してよねー。と思ってしまいますが。。そもそもそれをそんな強気にペナルティまでつけて防ぐなら、往復割引をそんなにやんなきゃいいよ。わかっていたことじゃないか!

手配の一連のもんちゃくの中でこの帰り道航空券捨てちゃうプランを考えてたんだけど、こんなことがあったので、24時間以内ならキャンセル可能ポリシーにもとづき、速やかにキャンセルしました。払い戻しの連絡がないまま、そろそろ1週間になりますが。。学費デポジットやらなんやら払って、おいらのクレジット上限かつかつなんだよ!はやく払い戻しておくれ~。泣

 

常々、「100均で最低限のクオリティを下回らず何でも買えるのが当たり前になっている時代、技術に相当の対価が支払われるべきという文化が消えつつある!これでは技術者が一方的に圧迫され続けることになり、近い将来共倒れだ!非常に危機感を覚える!」とかのたまっているのですが、数十万円の話になるとこの通りで、私全然説得力ない。

航空券に関してもっと相場感が持てるようになり、各社サービスや安全性(落ちるまで分からないのが飛行機の恐ろしさ、、)を色々比較して円熟したころに、それを実行することのできる心の余裕が生まれるのでは、と、期待している(甘え)。

今ほしい香水

5年近く愛用していた香水が廃盤になって以来、香水ジプシーが止まらない私。

ボディクリームや香水など、私がこれ好き!と思って愛用するもの、つけてると割と評判がいいのにも関わらず、しょっちゅう廃盤になります。あまりに続くので、そういうチョイスをしている私の側に問題があるのではと疑い始めて2年ぐらい。

そういえば職場でも、仲良くしてくださっている方はほぼ全員転職・退職・出向になっている・・・・私には呪いの力があるのでしょうか。もうちょっと実用性の高い呪いを使わせてください。

 

というわけで、出先で目についた香水は片っ端からかぎまわっているのですが、最近気になっているものが数点あったのでメモ。

 

ジョー マローン

ブラックベリー&ベイ

http://www.jomalone.jp/product/9526/23540/Blackberry-Bay-Cologne#

そこまでベリーベリーしてなくて、爽やかで、ウッディーな香りが強め。好み。

「幼いころ夢中でブラックベリー摘みをした記憶。深く色づいた、酸味のあるブラックベリージュースに摘み取ったばかりの月桂樹の葉の爽やかなひねりと豊かに茂る草木のグリーンが躍動感を表現しています。」って書いてあるけど、確かに、グリーンな躍動感、あります。

 

ナツメグ&ジンジャー

http://www.jomalone.jp/product/3593/9737/Nutmeg-Ginger-Cologne#

これははかなりスパイシーで、あったかめの香り。なんとジョーマローンの最初のフレグランスらしいけど、ホリデーシーズン!な雰囲気が激しい。5月早々、クリスマスに向けて気持ちが高まる。

 

ニールズヤードレメディーズ

フランキンセンス

https://www.nealsyard.co.jp/onlineshopping/item/detail.php?i_id=715&sm_id=9

アロマオイルマッサージの後、肌から立ち上るあのいい匂いがず~っと続く感じ。幸福。

なんにせよ、人工的な香料の香りよりは、素材の香りそのもの、な香水が好きなので、まさにエッセンシャルオイル、な香りの香水は個人的にヒット!もう一種類、ここのフレグランスではローズがあるのだけど、かなり植物そのものの強い爽やかな香りで、好き嫌いがわかれるローズの中では好きな方でした。 ちなみに妹はダメな方のローズだと言っていた。う~ん、ローズは難しい。

 

ちなみに、ジョーマローンは丸の内のブリックスクエア店の店員さんが物腰柔らか&丁寧で素敵だったので、買うなら絶対その店舗と勝手に心に決めているのです。

妹のお誕生日がもうすぐなので、買いに行こうかな~。

ジョーマローンは重ね付けもおすすめしていて、妹はレッドローズとベルガモット&キューカンバーの組み合わせがお気に召したご様子。どちらもいい香りです。重ね付するとさらに複雑で奥深い雰囲気になるので、よい。

 

手元ではもらって帰ってきたムエットが、素晴らしい香りを放っています。至福。

 

シャンプー

見た目及び対外的な態度(誤解だよ)に反し、敏感肌な私。

化粧品はもちろんのこと、化粧水ですら、合わないと3日と経たないうちに、かぶれます。小さい水泡みたいなのができる。

頭皮もしかり。合わないのを使うと、頭皮はかぶれ、背中にもぶつぶつができます。さらに毛が少なくて細い直毛なので、しっとり系シャンプーを使ったあかつきには毛量当社比-50%状態、貧弱この上ない見た目になるのです。ボブヘアーと巷で言われているものは、自動的にこけしに。

 

兵庫県で高校生やってた頃までは、シャンプー買うところといえば駅ビルの中の唯一の薬局だったし、メリットやシーブリーズを中学で卒業して、LUXかTSUBAKIか、ちょっと上位チョイスっぽいものの中から初めて選ぶ、みたいな。お姉さん、みたいな。

だから頭皮のかぶれも、背中のぶつぶつも、思春期ニキビだと思ってたし、髪がぺったんこなのも、髪質だからしょうがないと思っていた。確かに髪自体はつやつやさらさらになるしね。

シャンプーが合っていないのでは、という結論にたどり着かなかったんです。小学校がどうも合わないみたいだけど、他にも自分に合うかもしれない小学校があるという事実を認識しておらず、なじめない自分に問題があると思っていたのと同じことですね。(急に重い話)

 

で、最近になって、ノンシリコンシャンプーブームがきて、そのころにはすっかり東京のOLになっていた私。

まずロクシタン・ボディーショップあたりから片足突っ込んで、そっからニールズヤード、ジョンマスターズオーガニクス、ジュリークとエスカレートさせていく(主に価格帯)、典型的なブランド志向エセオーガニック女子としての生活をエンジョイしていた私が、食いつかないわけがない。

そんで高いお金払っていろいろノンシリコン試してみた結果、シリコンノンシリコン関係なく、入っている保湿剤の量が多ければ髪がぺったんこになり頭皮がかぶれる、少なければ頭皮はかぶれないけど髪がほうきみたいになる、という至極当然な結果にたどり着いた。極端な心持になって石鹸で洗ってみたこともあるけど、手間と洗い上がりのあまりのギシギシに空恐ろしくなって、2日でやめました。私、家のお風呂場でお酢とかかぶりたくない。だって、私、エセオーガニック女子だから。あと、お酢とか、お風呂の排水管痛めそうで怖い。知らんけど。

 

まあでもい○髪やらTSU○AKIやら(伏字の意味ない)、なんでもそうだけど、薬局で安く売ってる系列のシャンプーって軒並み「しっとり」「まとまりのある」「指通りなめらか」とかを謳ってるやつしかないんですよね。

そんなにみんな髪爆発してんの?欧米か?

 

で、どれもだめだ~、ということになったある日、薬局で1週間お試しサイズで200円以下で売っているCLEARというシャンプーを発見。

頭皮になんとかと書いてある。これはきっとスッキリ系の洗いあがりに違いない!そして髪を強くするとか書いてあるので、なんかよさそう。

しかし、イメージキャラクターが気に食わない。

 


到来編 新しい美の到来 宮崎あおい(みやざきあおい)出演CM ユニバース CLEAR - YouTube

 

「私はかわいいから、卒業する」って言ってるけど、じゃあまずそのぱっつん前髪とお人形さんみたいなカール取れや。って思っちゃうんだけど、完全にただの毛嫌いですね。

まあでも買ったんですけど。

 

で、肝心の使用感はというと、今までどっちかしか得られなかった「ボリューム」と「艶とある程度のまとまり」が、そこそこのバランスで実現されている!

シャンプーがさっぱりした洗い上がりで、その後のコンディショナーを根元からどの程度の距離でつけるかによってかなりボリュームが調整できるという点で(根元からつけると当然ぺたんこよりになります)、しっとり系はシャンプーもコンディショナーも両方しっとり、さっぱり系は両方さっぱり、という他の商品に比べると使いやすい。

結果、憧れの、頭皮から3cm以上厚みが出せる巻き髪が実現!クルエラかなってぐらい。

まあ、時間がたつにつれ頭頂部はどんどん沈んで来ますが。。

それでも大進歩!

しばらくこれにするかなぁ。

 

あ、宣伝じゃないです。

 

俺のシフォンケーキ

 
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先週末、池袋にあるシフォンケーキのお店に行ってきた。
シフォンケーキと聞けば、シフォンケーキ狂(今初めて名乗った)としては行かずにはおれない!
 
ラ・ファミーユ
 
気泡が大きめの、とにかく軽くてふわっふわ、なシフォンケーキだった。
私が食べたのは写真のフランボワーズ(490円)。生地の水分は少な目で、ただひたすらにふわっふわ。
フランボワーズが結構ごろごろ入っていて、すっぱいかな?と覚悟して食べてみると甘~いやった~。
お店はカントリー調で白くてひたすらにガーリーな空間。私はテラス席で行きかう猫を見ながら食べた。
一緒に頼んだコーヒーが、苦めで酸っぱくなくて、好みにぴったりでした。
 
しかし・・・・・
 
わ、わたし、、、もうちょっとしっとりしっかり目の生地の方が、す、すき、、かな、、、、
 
ちなみに私が勝手に師匠とお慕い申し上げているシフォンケーキ屋さんは、根津にあるこのお店。
 
nezu chiffon
 
うら若いお姉さまが一人で切り盛りされているこのお店、基本のプレーンシフォンに、メープルやらキャラメルバナナ、ベリーなどなどのトッピングと生クリー ムが添えられるのだけど、このシフォンケーキがまさに絶品!しっとりさとふわふわさが素晴らしいバランスで共存していて、なおかつ卵の甘みと、バニラビーンズの ぷちぷちが、究極の喜びをあなたに・・・(いかがわしい)
 
なにをかくそうわたし、ここのシフォンを食べてから、「私もこんなシフォンケーキが焼けるようになりたい!」と熱烈な思いを抱くに至り、かれこれ3年ほどシフォンケーキを焼き続けているのである。
最近は開店時間を延ばしたり、ワンプレートメニューも続々と増えているようなので、これからも目が離せない!(愛)
 
インテリアはシンプルで白と木目が基調。これまた私の好みにどんぴしゃりだったため、数回通った時点で我慢ならなくなり、おこがましくもお姉さまに「お手洗いのライトってどこで揃えられたんですか?(グフゥ)」などとおたずねしたところ、なんと帰り際に、お店の主なインテリアをそろえたお店の名前を記したメモを持たせてくださったのである・・・!(憧)
 
根津は学生の頃よくぶらぶらした街。
いい味出してる人気スーパー赤札堂とか、nezu chiffonがある根津銀座という通りには他にも昔懐かしい雰囲気のあるお店がぷちぷちと並んでいるので、お散歩にはとてもよいところです。
ちょっぴり足をのばせば根津神社があって、4月~5月のつつじ祭りの頃にはとてもにぎわっています。甘酒やおまんじゅうでまったりしながら、一面のお花が楽しめるよ!
 
さてここで冒頭のお店を完全に前座扱いしてしまっていることに気づきましたが、このまま進めます。
 
ここからはおうちで焼いているシフォンケーキの話。
 
シフォンケーキ作りで、何がいいかって、とにかくおうちにあるものですぐできちゃうところですね。材料がシンプル。
卵、砂糖、薄力粉、油、牛乳、バニラエッセンス。以上。
 
メレンゲをしっかり立てる部分さえしくじらなければ、絶対に失敗しない安心感も、魅力の一つ。
あとなんてったって、見た目がでかくてシンプルかわいい!
そしてでかくてシンプルかわいいのに、ほとんど卵白と空気でできているため、カロリーが普通のケーキの約半分。優秀すぎる。。
 
そんなエエとこ尽くしのシフォンケーキが、卵でできたものなら(生の白身以外は)すべからく愛してやまない卵星人である私の寵愛を受けないわけがないのである。
えこひいきしてやる。
 
焼き始めてしばらくはずっと同じレシピを使っていて、2年目に入るころから出来が安定するようになってきた。
年明けぐらいに、ほぼ日イトイ新聞を愛読する友人から、そちらで紹介されていたレシピを教えてもらい、初めて違うレシピに挑戦。
 
「とてもくわしいシフォンケーキのレシピ」
 
今まで使っていたレシピとは、
・牛乳の代わりに豆乳を使う
・バニラエッセンスではなくバニラビーンズを使う
あたりが違っていた。油のバランスも少し多いかもしれない。
 
ドキドキしながら焼いてみたら、これがほんとにしゅわしゅわしっとり!そしてバニラビーンズのぷちぷちが、イイ!挑戦初回にして、定番レシピの座におさまることが決定。

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うちの型は24cmなので(たぶん)、掲載されているものの2倍量で、写真のような堂々たる体躯になってオーブンから出てきます。
大きい型で小さい型の分量の生地を焼くとシフォンケーキの魅力でもある高さが全然出なくて、膨らまなかったのかな?みたいな残念感が色濃く漂うことになるので注意。
 
いつも職場に持って行っては、ランチ仲間に試食してもらい(いつもありがとうございます)、日々研鑽をつんでいる。
ちなみに切り分けた残りを家に置いて出勤すると、帰るころには最初からシフォンケーキなんて存在しなかったかのような勢いで妹が食べつくしている。
まあ、ありがとう。これからも食べておくれ。
 
というわけで、シフォンケーキ、愛してるよ~!

ふたたび学生へ(回顧録風)

今年の夏から、また学生になる。

イギリスにある大学院で、文芸翻訳を学ぶ予定だ。

 

思い返せば、英語が好きでずーっと留学したかったのに、怠惰で、物事を先送りにする割に先見の明が無い人間であるために、これまでの人生で何度もチャンスをふいにしてきた。

 

演劇部の活動に割と体を張っていた高校時代、映画・舞台美術学科にあこがれて、アメリカの大学へ進学を考えてみたものの、授業についていけないのではと土壇場でビビり、ボツ。

結局ぬるっとエスカレーター式に進学・上京。

合唱サークルと演劇部を掛け持ちし、活動に注力する日々を送る。

それに加えて初めての彼氏もできちゃったりなんかして、「1か月の語学留学ぐらいならいいけど一年とか離れるのは長い」って言われたからぁ~、とか、でも1か月やそこらの語学学校行くのとかちょっとダサいしぃ~、とか、下の学年と一緒に就活するのとか勝手がわからないからやだしぃ~、とか、そういう細々としたどうでもいい理由で、大学在学中はひたすらセツナをエンジョイして生きていた。バイトはサンドイッチ屋さんだった。

 

学部後半では「100年に1度」と言われた就職難の年もなんとかクリアし、無事内定ゲット。

(ただし、この翌年以降もさらに状況が悪化したのは周知の事実。今なんてもう1億年に1度ぐらいの氷河期じゃなかろうか。私なら即死だ。)

この時に、外国の大学院に進学するというオプションもあった。しかしこれまた、「進学は就活負け組」という謎の空気が大学を支配していたため、あっさり世間体に屈しボツ。

(関係ないけど、私の卒業した高校では、「ハワイ大学行った」が、受験失敗→浪人の隠語だった。ギャルギャルしい派手な先輩がいたとして、そういう人は割と白い目で見られていて、成績もよろしくないと思われているので、その人がハワイ大学に行ったらしいという噂が流れると、皆同情的な反応をする一方で、「やっぱりね」と満足気にしていたりした。恐ろしい場所だ。)

あと、親からよく「毎年学費に100万かけて、東京にも出したんだからちゃんとしたところに就職しろ」と言われていたので、就職せずさらに進学して親に負担をかけるという選択肢ははなから無かったとも言える。

 

あれこれ言い訳してみたが、英語が分からなくて1年泣き暮らしたところで、大学は残り3年もあるのだし、飛び込んでみれば何とかなったのだ。

学部卒業後の進学だって、あれが自分でお金の苦労をせずに海外に行けるラストチャンスだったのだ。親に言われていたことだって、私の被害妄想が入っていたかもしれないし、頼めば別にどうとでもなったかもしれないのだ。後悔は尽きない。

 

そうこうして卒業後、幸いはやりのブラック企業に引っかかることもなく、のんびりOLライフを始める。

初めこそ、帰国子女の美女なお嬢揃いの同期に気圧され、「エラいところに来ちまっただ」と思ったけど、ビルやオフィスはきれいだし、同僚はみんないい人だし、おいしいご飯もたくさん食べさせてもらって、なんか仕事も向いてるみたいだし、と、不自由のない生活を送っていた。

そんなある時、高校の同級生が仕事で東京に来るというので、晩御飯を一緒に食べることになった。

思い出話を交えながら和気あいあいと食事は進み、それからお互いの仕事の話をするうちに、私がぬる~いOLライフを送っているさまが引っかかったのか、最終的には「翻訳家になると思ってた、がっかりした(意訳まとめ)」と言われ、「な、なに勝手に期待かけてがっかりしとんじゃー!わしの人生わしのもんじゃ!」と激高したものの(昔から周りの期待に敏感な子供だったので、「がっかりした」系ワードは地雷なのである。この悲しい話はまた今度)、「そうだわ・・・俺高校時代そんなこと言ってたわ・・・意気揚々と校内のハリーポッター翻訳コンテストとか応募してたわ・・・」と、図星ならではのショックをうけ、帰宅。

 

この出来事をきっかけに、頭の片隅に追いやっていた「留学」を、また真面目に考え直すことになる。

こうしてみると結局他人の期待に応えただけのような気もしてくるが、そこは結果オーライということで。(適当)

 

 2012年に、とりあえずじゃあ2014年進学目標で!と、わけもわからず適当に目標を設定し、貯金をスタート。

合唱や演劇も続けつつ、2年はあっという間にすぎ、2013年年末~2014年年始に出願を終え、2月、3月に合格通知をもらい、今に至る。

 

備忘録や、これから留学を考えている社会人の方々の参考になればいいなという気持ちで、出願準備~合格までの流れはまた別で詳しく書こうと思う。(私自身、色んな方のブログならではの生身の情報にずいぶん助けられた。)

 

この不景気のさなかに退職する実感も湧かない上に、一度も行ったことのないヨーロッパにいきなり住むという事実も、考えるにつれ狂気の沙汰でしかないように思えてくる。

キャンパスの原っぱにわんさかわくという、まだ見ぬ野うさぎたちだけが今の心のなぐさめである。

スタート

先月、26歳になった。

通説ではお肌の曲がり角をまがったらしい。

大学から東京に出てきて、社会人になって4年が過ぎ、5年目という節目のはじまりをまがった。

ここへきて、急に留学することにした。

人生は100年の4分の1来たところで、曲がり放題。

というわけで、いろいろ曲がってみて起こったことなど、書き記しておく。